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【マレーシア】据置:A/安定的,A /安定的 ニュースリリース | 日本格付研究所 JCR 16i0043j

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16- I- 0043 201 6 年 10 月 5 日

株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

(証券コード:−)

【据置】

外貨建長期発行体格付 A

格付の見通し 安定的

自国通貨建長期発行体格付 A+

格付の見通し 安定的

■ 格付事由

(1) 格付は、電機・電子産業を中心とする輸出型製造業の産業基盤、豊富な石油・ガス資源の賦存量、堅実な マクロ経済運営の実績、国際資本フローの変動に対する耐性、良好な成長パフォーマンス、健全な金融セ クターの存在などを反映している。他方、格付は、財政における石油・ガス資源への依存度の高さ、石 油・ガス価格の下落とボラティリティの高まりなどに制約されている。原油価格の大幅下落に対応して政 府は 16 年に入って、予算の原油価格前提を 15 年 10 月の予算承認時のバレルあたり 48 ドルから 30- 35 ド ルに修正した。これにより最大 94 億リンギの歳入減が予想されたが、歳出削減により 16 年の財政赤字は GDP 比 3. 1%の水準に据え置き、財政規律を堅持する方針を明らかにしている。GDP 成長率は、14 年の 6%から15 年は5%にゆるやかに鈍化、16 年も4- 4.5%へ若干減速する見込みであるが、きびしい国際環 境の中にあって比較的良好な経済パフォーマンスを維持していると言える。以上を踏まえて、格付を据え 置き、見通しは安定的とした。

(2) マレーシアは、人口3, 000 万人を擁する、東南アジア諸国連合(A SE A N)の主要国の一つ。石油、ガス、 パーム油といった天然資源に恵まれているほか、IC 、半導体、通信機器、家電製品といった電機・電子産 業を中心とする輸出型製造業が好調である。リーマンショック前には GDP 比15%を上回る黒字であった 経常収支が、15 年には同 3%まで縮小している。経常収支黒字縮小の要因としては、産業やインフラ開発 を支える資本財・中間財輸入の増加と、一次産品価格下落や世界需要の減速に伴う輸出の停滞がある。政 府は総じて慎重な経済政策スタンスを維持している。14 年 12 月には管理変動価格制度の導入により燃料 補助金を廃止、15 年4 月には財サービス税(GST )を導入するなど、財政改革でも実績をあげた。現政権は、 20 年までに財政収支を均衡させるとともに、債務水準を GDP 比 55%を上回らない水準におさえる目標を 設定し、原油価格の低迷の中でもそれらの目的を堅持する方針を明らかにしている。

(3) 一人当たり GDP が 1万ドルの同国がさらなる発展を遂げるためには、開放的で競争的な経済環境の中で、 教育やインフラ、公共サービスの質をさらに向上させ、ビジネス環境や生産性の水準を改善させるという 中期的課題に取り組むことが必要である。加えて、世界的な金融環境の変化や商品価格の変動に対する耐 性をさらに強化するには、国内金融システムの強化を図りつつ、天然資源依存度を引き下げることも重要 である。長期的な経済運営の指針として、政府は15 年5 月に 5 ヵ年計画および国家戦略を発表した。マ レーシアの電機・電子産業は台頭するアジア企業とのし烈な競争に晒されているが、国家戦略は産業競争 力を強化するとともに金融サービス等でも A SE A N における同国の存在感を高めてゆく目標を設定してい る。J C R は、今後の構造改革の実施状況に注目している。

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http://www.jcr.co.jp

■ 格付対象

発行体:マレーシア(Malaysia) 【据置】

対象 格付 見通し

外貨建長期発行体格付 A 安定的

自国通貨建長期発行体格付 A+ 安定的

格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2016 年 9 月 30 日

2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:増田 篤

主任格付アナリスト:増田 篤

3. 評価の前提・等級基準:

評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類

と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。

4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:

本 件 信 用 格 付の 付 与 にか か る方 法 の 概 要 は、 J C R の ホ ー ムペ ー ジ ( http:/ / www. jcr. co. jp) の 「 格 付 方針 等 」 に 、

「ソブリン・準ソブリンの信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)として掲載している。

5. 格付関係者:

(発行体・債務者等) マレーシア(Malaysia)

6. 本件信用格付の前提・意義・限界:

本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。

本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性

の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので

はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外

の事項は含まれない。

本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま

た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入

手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。

7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:

・ 格付関係者が提供した経済・財政運営方針などに関する資料および説明

・ 経済・財政動向などに関し中立的な機関が公表した統計

8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:

J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、

発行体または中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、当該方針が求める要件を

満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。

9. 非依頼格付について:

本件信用格付は格付関係者からの依頼に基づかない信用格付である。国に対する信用格付である場合を除き、依

頼に基づく格付と区別するため格付記号の後に「p」を表示している。格付関係者からは、信用評価に重要な影響を及

ぼす非公表情報を入手している。

10.J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項

本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また

はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、

的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また

は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、

金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因

のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ

って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも

のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として

発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ

を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。

■NR S R O 登録状況

J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ

スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則

17g-7(a)項に基づく開示の対象となる場合、当該開示はJ C Rのホームページの“ Rating Information” (http: / / www. jcr. co. jp/ english/ top_cont/ rat_info01. php) に掲載されるニュースリリースに添付しています。

■ 本件に関するお問い合わせ先

参照

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